2014.09.08

初トレラン大会に参加しました

結果として学んだことが多かった備忘録のための体験記(長文)。

今日は夏休み。山帰りの身は、朝から、ワイドショーで錦織君の試合を追い回して見てました(笑)。

6日、7日と前泊講習会付きで、初めてのトレイルの大会に参加してきました。

基本的に、私にとってのトレランは、ハイキングの延長。山の景色と気持ちよさは大好きなのですが、やはり、シリアスに努力する姿勢に欠けていて、実力も走力も読図力もありません。
じゃ、歩いてればいいじゃん、と突っ込まれることもありますが、それだけだと物足りないこともあり。
木々の根や、石をまたぎながら駆け上ったり下りたりする、徒歩では得られない楽しさもまた好きなので、これまで、もっぱら大会には参加せず、楽しく走っていました。
これまで出かけるのは最高でも2000m強程度の山で、要する時間もせいぜい~6時間くらい。特にライトや磁石や詳しい地図も持たず、気軽に出かけて、ゆっくり楽しんでいました。

それが、「富士山の眺めが最高に気持ちいいよー。トレランというよりクロスカントリーみたいなコースもあるよ。
高さも大したことないし、制限時間も緩いし、ロングも普通のトレイルの大会より短いし、初心者でも大丈夫。」
という、トレラン好きの友人のことばに惑わされ、ついついエントリーした朝霧高原トレイルランニングレース・ロング(34km)。

前日の机上講習会の席で、簡単な自己紹介があり、いかにもトレイルに慣れている風貌の参加者の方々の発言を聞くうちに、大変な場違いであることに気付きました。自分の甘さに赤面…。
だんだん気が重くなり、どうしよう…と思いながら、自分の自己紹介で、「何を勘違いしたか、初大会参加の初心者なのに、明日ロングにエントリーしました」と発言した途端、皆さんが、え?なんでショートやミドルじゃなくて?大丈夫?という表情で、バッ!と振り向く。
あああー、ヤバい、単にミドルじゃ一番いい景色の富士山見えないって言われたからロングにした、なんて言えない…と、どんどんナメクジ化して萎縮していきました。

当然、出席の皆さんの大半がご存知だった、地図の読図についても、目からうろこぐらいに何も知識がなく(How to 本や理論勉強→苦手)。
ただ、萎縮感さえなければ、内容はとても新鮮で面白くて、そうかあ、こんな風に見れば良いのかあ、と今さらながら感心していました。読図の本、買おうかと思ったくらい。
これまで山を走った回数を思えば、当然知っているはずのことですが…。

そのあとの、野外講習も、理論的な説明を交えてのアップの仕方や、急斜面の走り方は、たとえエリートランナー対象の、直接参考にならない設定にしても(笑)、自分なりの応用ができそうで、ためになりました。

ここまでは、天気も曇り程度で、講師の方にも大丈夫、完走できますと励まされ、まあ、何とかなるんじゃない?と、だんだん開き直りました(開き直り→得意技です)。

も一つ初めてなのが、いい大人になってから、知らない人たちと相部屋宿泊。女性4人部屋は、皆初対面の方々。こういうのは割と好き(好奇心のほうが物怖じより勝るよう)。
でも、おしゃべりしているうちに、開き直っていた気分が、逆にここで再度、落ちました。
おふたりは、各ご主人がUTMFやハセツネを完走し、毎週30km走しているような変態さんだとかで、ご本人たちのトレランに対する慣れっぷりも堂々としています。もうおひとりはSTYを完走していらっしゃって、フルマラソンも相当速そう。
しかも、その3人が、なぜかみんなミドル。ロングは大変でしょう、と言われ、また落ち込みます。
そして追い打ちをかけるように、外はものすごいどしゃ降りに。。。

また、ここは清く正しい少年自然の家。当然アルコールも禁止。
ため息交じりに、それでも明日は奇跡的に雨が上がることを願い、10時半には消灯。
休肝日は年に一桁くらいな私は、しらふで寝れるのかなーと思っていたけれど、あっという間に入眠(寝つきの良さ→得意技)。

朝方、右足ふくらはぎが攣って、5時過ぎに起床。
外は、、、昨夜を上回るザンザン降り。
完全にテンション↓↓。

女子会後くらいから股関節を痛めていて、この1週間、中日に一日かるーくジョグをしただけで、大事をとっていたのに、痛みは変わらず。さらに、前日の講習会の時に、脛付近にも軽い痛み。
親指の爪が剥がれかけていることもあり、こんな雨の中で、大目的だった、富士山の景色もまったく見れず、さらに足を故障して風邪ひいたら、秋のフルが走れなくなってしまうかも。今日走ること、意味ないんじゃ…、と、この時点で、8割方DNS決行気分。

それでも、ここまで来てるのに…と、なかなか思い切れないで、グズグズ着替えて支度して、掃除して(お部屋の掃除機がけと雑巾がけが義務となってました)、スタート地点へ。

すると、なんと奇跡的に雨が上がっていました。
これじゃやめるのもなあ、とりあえず、途中まで走ってDNFするか、と腹を括りました(腹括り→これも得意技)。

スタートは、人数がさほどいないこともあり、ショートからロングまで一斉に。同室だったミドルの方にくっついてスタートするも、かなりのスローペース。
よく考えると、この大会、なぜか11kmのショートも、22kmのミドルも、34kmのロングも、みな制限時間が同じ7時間。
ミドル以下の人たちにとってみれば、全部ゆっくり歩いても、制限時間には戻れるわけで(関門はありますが)、このペースに付き合っては、自分は関門超えれないと、焦る。関門も何も、DNFなんでしょーが、なぜ焦る、と内心自分に突っ込み(笑)。
早々にお先に行かせてもらうけれど、この後の足場が、これまで経験したことのない最低のコンディション。
しかも、雨でメガネの視界がなくなり(おまけに茶色の暗いレンズ)、サイズが合わず終始ずり落ちる。極め付けに、タオルもハンカチも持ち忘れ、拭くものもない…。

いや、もう、ほんとに7㎞地点くらいまでの間が、一番、こんなことやめよう、意味ない!と思って嫌で嫌で仕方がなかったです。(今回発見。ぬかるみ→大の気分的な苦手)
こんな気持ちで走るトレランも、ランも初めてで、そのことが一番ショックだったくらい。

9.1km地点のエイドについて、sweeperの文字のゼッケンを付けた係のお兄さんを見た時、思わず「どうぞ私をsweepしてください」との言葉が喉からでかけました。
ただ、本当に歩けないほどまだ本格的に足を痛めていなかったのと、ここで諦めて折り返したら、ミドルの人たちよりも距離走ってないんだなあと思ったのと、
だんだん山が近づいてきて(最初あまり標高差のないところを走り、中盤で標高1500mほどの竜ヶ岳を一気に550mほど登下りし、また緩やかな傾斜の道を走り、最後に枯れ沢のごろごろ岩場を登り、一般道の坂道を駆け上る…、というコースです)、
やはり、せっかくだから頂上までは行ってこようかと思い始めたのとで、続行することに。

ただ、ほとんど走りません。走れる状態(足場)じゃなく、歩くのすら困難。こんなの、レースじゃないなと思っていたら、やはり「これはもうトレイルランとはいえませんねえ」という声がちらほら。「去年も雨降ったけど、去年よりかなりひどい」そう。

途中、とろとろ走っていたら、「お!ちゃんと来たじゃないの!」と見知らぬおじさんが声をかけてくださいました。前日講習会での私の発言と顔を覚えていらっしゃったようで。
知っている人が全然いないので、ちょっとホッとしました。

ぬかるんだ斜面、ずるずる滑る足を、必死でなけなしの腹筋と手の届きそうな木の枝にしがみつきながら支えてなんとか頂上に着くも、休憩する間もなく、急な下りへ。
尻餅はつかなかったけれど、何度も足元が滑り、ヒヤッとしました。何十人に道を譲ったか…。よくもあんなぬかるんで石もごろごろ、危険な滑る急斜面を走れるものだと、感心して見送りました。
っていうか、見送る、ということは、自分より後ろにもまだかなり人がいるんだというの、意外でした。

山を下り、起伏がなだらかになると、まあまあ走れるようになりましたが、最後にこの日私にとっては一番ハードだった(嫌いというより、ハード)、枯れ沢の1.9㎞続く登り。

疲れ切った足に、容赦なく大小の岩だらけの登り道が続き、何度も脛を岩にぶつけたり、岩と岩の隙間に踏み入れた足が挟まり、抜けなくなってしまったり。派手な転倒や足首の捻挫だけは避けたく、これレース?っていうくらい歩き以下のスピードで。
こんなに2kmが長いとは…。ダートコースなみ(あれは、痛くないけど)。

ようやく、ゴールまで残り1.4km、アスファルトのロードに出た時には、嬉しくて!
急な上り坂で、前方みな歩いているにも関わらず、走り出しました(笑)。
これには、足が岩に挟まれ抜けなくなって泣きそうになってるところを心配してくださった女性も、「足首、大丈夫?頑張って」と苦笑い。

最後まで雨の中、制限時間1時間弱を残し、無事ゴール。

ふらつきながら建物内に入ると、同室だった女性の一人がいて、思わず「完走しました!もう二度と出ません!」と叫び、周囲に失笑されました。

抽選会にも出ず、速攻施設内のお風呂に向かい、まずはメガネを洗いました。すぐに泥を洗い流せるこの環境は良いですね。世界がようやくはっきり見えてホッとしました。

お風呂から上がって、片付けモードの会場に向かうと、知らないうちに抽選に当たっていて、アルペンの塩を頂きました。


今回、晴れていれば、きっと、全然違った楽しい景色も良い快適なトレイルも味わえたのでしょうが、そのあたりは全く感じることができませんでした。
でも、終わってみれば、ある意味、とてもいい勉強になった。

晴れてたら、気付かなかったかもしれない、本来トレイルってこういうものなんだということを学びました。
これぐらいの状況でも、動じないこと。自分一人で対処できる自然に対する知識と経験とを持ってから、大会には参加する資格がある。
これまでの、人に頼りっぱなし、無防備すぎだったりの自分を反省しましたね。

楽しむことを大事に、レース目線じゃないのは、構わないと思うけれど、もう少し知識を持たなきゃな、自己責任の必要性を感じた貴重な初トレイル大会でした。
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この記事へのコメント
完走しちゃうところが流石です!
下がドロドロだと気分下がりますね。
講習会付きというのが斬新です。
地図見れるようになりたいなと思いました。
お疲れ様でした!
Posted by proceed2600 at 2014.09.09 20:18 | 編集
ぷろしーどさん(短縮スミマセン)

こんなに長い自分への戒め日記読んで下さったとは…、恐縮です…(^-^;)

最後のアスファルト坂は、いい感じでした(笑)

やっと本日、写真アップの仕方を学習したので、近いうちに撮りためた坂道で、ご恩返してきれば…


Posted by mizore at 2014.09.09 21:30 | 編集
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